子離れできてないのは私だった。
今、大学生の上の娘がニューカレドニアに旅行にいってしまっている。下手に語学が好きで、バックパッカーも一人でしちゃうかわった旅行が好きな子だ。沖縄にダイビングの簡単な免許も取りに行ったりして、今回も海がめを見れるところに行くらしい。でも海はこわいんだって、さめがいるから。「さめがきたらめん玉を手で掴むといいらしい」とか言っていた。私は本当に子育てが苦手だった。自分の手を止めて全力で子供に向き合うことができなかった。いい加減な母親だ。でもこうやって娘は自分の世界を楽しんで、私たちの知らない遠いところに行ってしまうかも知れないんだと、もしかしたら事故にあってこれが最後の会話かもしれないんだと考えたら、涙がでた。子離れできていなかったのは私だった。いつまでも自分の手の届くところにいてくれるとはかぎらないのだ。
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